展覧会へようこそ。この展覧会は、100歳になったフィンランドを、独立の年から毎年1つずつの品を取り上げて、みなさんにより深く知ってもらうようにするためのものです。この「フィンランドの100アイテム」展覧会はフィンランドや、フィンランドの国民性について、日常的で、イノベーションやユーモアにあふれた例とともに紹介していきます。
1936年のアールト花瓶、1987年のモビラ・シティーマン、2017年のマタニティーパッケージ……
どのアイテムが、フィンランドの国民性を物語っているでしょうか?
あなたの生まれた年には、どんなものがあったでしょうか?
「フィンランドの100アイテム」は、フィンランド人が今日までたどってきた道のりをお見せしようとするものです。展覧会の品目はメイド・イン・フィンランドであり、デザインド・イン・フィンランドであり、そしてなによりもライフ・イン・フィンランドであります。それぞれの項目の解説が物語っているのは、気候、明かり、子供たち、仕事、不運の克服、アイデアの創出、そして幸福です。
Facebook #100objectsfromFinland
私たちについて:
展覧会のキュレーターはアンナ・コルテライネンとペッカ・トイヴァネンが担当しました。プロジェクトの統括は在エストニアフィンランドセンターが行いました。
アンナ・コルテライネンはヘルシンキ出身の作家・美術史家です。彼女はノンフィクション・フィクション作品の執筆のほか、展覧会やナレーション付きコンサートやテレビ番組の制作も手がけています。
アンナ・コルテライネンの誕生年のアイテムはキルシ・クンナスの『ぼくらのABCの本』です。
デザイナーのペッカ・トイヴァネンは多くの展覧会や内装の企画に携わるほか、ヘルシンキに拠点を置くデザインスタジオ「ムオトヒモ」のディレクターでもあります。彼の子供時代にヒットした商品は1967年のサルヴィス社製のそりでした。ペッカも赤ちゃんのころ家族のスキー旅行でこのそりに乗せられてリュマッテュラの氷の上をすべったそうです。
在エストニアフィンランドセンターは1991年に設立されました。このころのフィンランドではプラスチック製ヴィヒタが使われ、またこの年は世界初のGSM電波網(ラジオリニヤ社)がフィンランドで導入された年であり、マウノ・コイヴィストが大統領であった年でもあります。
設立以来、在エストニアフィンランドセンターはフィンランドとエストニアの文化・言語に関する共同事業を推進し、芸術・教育・政策のさまざまな分野でフィンランドとエストニアの関係強化に貢献してきました。
実際の100アイテムはフィンランドの文化・芸術センターネットワークの協力により、ヘルシンキをはじめとしてタリン、オスロ、マドリードとリガの街を周ります。
ヘルシンキ 2017年3月23日〜5月28日
タリン 2017年6月10日〜8月20日
オスロ 2017年9月7日〜10月30日
マドリード 2017年11月18日〜2018年1月14日
リガ 2018年2月15日〜4月8日
オスロのノルウェー科学技術博物館での展覧会はフィンランド・ノルウェー文化センターが担当し、スペイン国立装飾美術館の展覧会は在マドリードフィンランドセンターが担当します。
視覚表現:ムオトヒモ
展覧会企画:ヴァルケ・クープ
Web展覧会:ハーメル・ベンチャーズ
協賛:
フィンランド・ノルウェー文化センター「フィンノ」
在マドリードフィンランドセンター
デザイン博物館、ヘルシンキ
マーリヤマエ宮殿エストニア歴史博物館、タリン
ノルウェー科学技術博物館、オスロ
スペイン国立装飾美術館、マドリード
ラトヴィアデザイン博物館、リガ
助成:
フィンランド工芸美術協会100周年記念財団
アルフレッド・コルデリン財団
フィンランド100
フィンランド教育文化省
