トーヴェ・ヤンソンのムーミンキャラクターは、アトリエ・ファウニ製作のムーミン一家がコペンハーゲンの北欧首都展覧会で展示された1956年にはすでに世界に紹介されていた。アトリエ・ファウニの創立者、芸術家ヘレナ・クースコスキはヤンソンが認めた最初のムーミンの人形キャラクターを製作した人物である。トーヴェ・ヤンソンは最初のムーミン本『小さなトロールと大きな洪水』（1945年）を冬戦争の時にすでに書いていた。その後もヤンソンはムーミン本を数年の間をあけながら1980年代まで刊行しつづけた。ヤンソンは大人向けの散文も書いている。1976年にトーヴェ・ヤンソンの生涯のパートナー、トゥーリッキ・ピエティラはムーミンのミニチュアを製作しはじめた。トゥーリッキはトーヴェや、ペンッティ・エイストラや自身の母イダから助けを得ていたという。