陸上選手パーヴォ・ヌルミは「フライング・フィン」として1920年代に知られた存在であったが、その後陸上競技におけるフィンランド人の活躍は輝きを失ってしまった。そこに取って代わったのはF1、ラリー、ツーリングなどのモータースポーツであった。フィンランドの気候はツーリング、特にバイクツーリングの際の装備にきびしい条件を要求する。ヤスミーネ・ユリン＝アロがルッカ社のためにデザインしたSROバイクスーツは雨をしのぎ、冬の吹雪の中でさえも保温効果を保つ。さらに、スーツにはライダーを守る防護機能が備わっている。