第3回世界ユース・学生フェスティバルの記念スカーフである。フィンランドは社会主義圏でなかったにもかかわらず、第2次世界大戦のあと多くのフィンランド人が積極的にソ連や東ヨーロッパの文化行事に参加した。1951年には東ドイツの東ベルリンで左翼の若者たちの祭典が開かれ、フィンランド人の参加者はそこからこの記念スカーフを持ち帰った。フェスティバルのこの年のテーマは「平和と友好のために、核兵器に反対して」であった。フィンランドがホストとなった年は1962年で、このときはヘルシンキで1962年ユースフェスティバル、別名第8回世界ユース・学生会議が開かれた。